同人創作サークル「Onoma」のメンバーが、自分の考えや思想を垂れ流すブログです。
この記事は以下の記事のインスパイアである。
オープンソースソフトウェアで、一生使える「自前」の環境を 読書猿Classic: between / beyond readers
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/ ⌒ ⌒ \ 何言ってんだこいつ
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と、壮大なジョークだと思って読むくらいがちょうどいい。
創作者は自由であるべきだ。
創作者は自由に道具を選べるべきだ。
創作者は自由に道具を改造していいはずだ。
そう思う。
今あなたがこのブログ記事を何で読んでいるかは置いておく。
今あなたが何で物語を書いているかも特に問わない。
ただ私は他人より貧乏性で欲張りなので、自由なソフトウェアを好む。
むしろ今回の「第一回文学フリマ札幌」で、どこまで自由なソフトウェアでできるか頑張ってみる。
ということで、今回同人誌を出すに辺り、どんなソフトウェアを使ったのか列挙する。
流石にカメラは市販の物を使った。自作できるような機器も環境も電子工作の技術もない。
写真はあえてRAWという「デジタル写真のフィルム」形式で保存。
こちらの形式で取ったほうが、色調整などした時に綺麗な色が出やすい気がする。技術的に細かい話はWikipediaの記事を参照して欲しい。
RAW形式のデータはフィルムカメラのフィルム同様、現像が必要である。
現像するにはカメラメーカーがカメラの付録でつけるソフトウェアを使うか、プロならプロ用の現像ソフトなりフォトレタッチソフトを使う。
しかし、私は貧乏性である。いや、現に貧乏なのである。現金はこの記事を書いている現在、150円しか手元にない。
そこで現像と表紙の作成には以下のソフトを使った。
全て自由なソフトウェアである。インストール、実行、配布、そして改造することも自由である。(ただし、その際や以後に何らかの障害が起こったとしても自己責任)
RawTherapeeの再現力には感動している。自分の感じたイメージを忠実に、かつ直感的に再現できる。
それも日本語のユーザーインターフェイスでだ。
Inkscapeは某大手企業のベクター系画像編集ソフトが買えない人にとっての救世主だと私は思う。
コレのおかげでどんなに拡大縮小してもジャギーの発生しないロゴやイラストが作れるのである。
GIMPは10年前当時に3年落ちくらいのパソコンを使っていた時は、非常にパソコンの性能をフルに使って負荷がかかっている様子だったが、今現在7年落ちのパソコンを使っても、画像の変形処理は流石に3秒ほど待つが、それでも軽快に動く。
原稿作成はやや難問であった。
当初はScribusという自由なDTPソフトウェアを使用する予定であったが、縦書きに対応していないという問題に当たった。
(ver.1.4.6。2016年7月15日最新版の1.5.2はまだ未確認)
印刷物を作るにはやはりDTPソフトウェアに軍配が上がるのだが、LibreOffice Drawは使い慣れていないのもあり、今回は同じくLibreOffice Writerを使うことにした。
ワードプロセッサではあるが、そこまで凝ったレイアウトで無ければ対応は可能である。
Inkscapeは単純に複数ページに対応していないためである。しかしコレには理由があると私は思う。
InkscapeはほぼSVGデータ編集ソフトであると過言ではないと思う私としては、むやみに草案のSVG2.0の機能に対応させるのは危険であると感じる。
詳しくはこちらの公式Wikiの記事(英語)を読んだほうが言いたいことが伝わるかもしれない
その点LibreOffice Drawはマルチページに最初から対応していた。
しかし、ページ個別に余白の設定をすることや、それをマスターページで管理することができなかったため断念。
余白管理はスナップ線を応用することによって実装可能だとは思うが、使い勝手が悪いのでDrawも断念した。
また、今回メンバーの殆どがMicrosoft WordかApache OpenOffice Writerで原稿を書いていたため、データの受け渡しのしやすさと、主要なワードプロセッサの知識の共有という点でLibre Office Writerを選択した。
これらの自由なソフトウェアを素早くダウンロード・インストール、或いはアンインストールするのに、自由なオペレーティングシステムの存在は不可欠だった。
その中でもやはり個人的に使いやすいのがUbuntuである。
Ubuntuと出会って以下のような変化が自分の中で訪れた。
以上、OnomaのIT技術アドバイザのまんじゅ(´ん`)の戯言である。
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