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Onomaブログ

同人創作サークル「Onoma」のメンバーが、自分の考えや思想を垂れ流すブログです。

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レヴィ=ストロースの様に推敲するために―物書きのためのバージョン管理システム―

書きなぐれ、そのあとレヴィ=ストロースのように推敲しよう/書き物をしていて煮詰まっている人へ 読書猿Classic: between / beyond readers

推敲するのには勇気がいる。
自分の書いたものを洗練させる、研ぎすませるのには「削る」という、一見マイナスな過程が必要だからである。
後から「あ、あの文は削るべきじゃなかった」となる時だってある。そしてそれを取り戻そうとするときにはその文が思い出せない時がある。

そんな時に使って欲しいのが「バージョン管理システム」である。
バージョン管理システム - Wikipedia

「システム」というからには大げさなものを想像するかもしれない。しかしそのシステムも洗練されれば「ツール」になる。今回はそんなツールの紹介である。

大別すると以下のものが気軽に使える。

個人的にはBazaarがお勧めなのだが、ここではGitの使い方をごく簡単に説明する。


なぜGitか

一番使われているバージョン管理システムのため、ノウハウやドキュメントが豊富だからである。

かといって、万人に対して優しいかと言うとそうではない。なので「個人的にはBazaar」という前置きをした。

使い方

インストールの仕方や具体的なソフトの使用方法やコマンドは、ここでは省く。SourceTreeGitKrakenというツールを使うと、マウスで操作できるので、そちらもインストールすることをおすすめする。

なお、もっと詳しいGitの使い方はこちらがお勧めである。Steins;Gateのネタバレが気にならなければ読むと良い。
Steins;Git 第二版

書きなぐる

まずは書き殴れ。ありったけ書き殴れ。
まずは推敲も自己検閲もかなぐり捨てて書き殴れ。
Windows「メモ帳」かテキストエディタで書き殴れ。

管理し始める

まずは歴史の記録を始める準備をする。初期化とはいうが、特にファイルが消えたりすることはない。

物語の、歴史の始まりを宣言するだけである。そのために、以下の呪文がある。

git init

セーブする

次に、セーブポイントを作る。

まずはセーブするファイルを追加する。それが以下の呪文である。

git add

追加しただけではセーブができない。コレを歴史に焼き付けるためには、以下のコマンドで概要を書き加えてセーブする。

git commit

そして推敲だ。遂行して、文章がある程度磨きあがったら、改めて git addgit commit だ。

こうして、歴史は加えられ、焼き付く。

別の展開を思いついたら

別の展開を思いついた? そしたら便利な方法がある。今の歴史から枝分かれした歴史を作るのだ。

そのために以下の呪文を実行する。

git checkout -b

そして別の展開を書くのだ。今まで書いた内容を消してから書いたって構わない。
書いた物語はもちろん歴史に追加しなければいけない。

git add

さて、元に居たタイムラインに戻るには?

git checkout master

そして今どれだけの並列世界が展開されてるか確認するには?

git branch -a

世界線を結合せよ

最終的には並列世界が混じり合う可能性もある。それを実現するために以下の呪文を使う。

git merge

こうして世界は一つになる。

「Conflict」? それは矛盾が生じたということだ。どちらを選ぶかは君達次第だ。

まとめ

バージョン管理は良いぞ。

過去の拙作だが、こんな記事がある、参考にして欲しい。


あまりにもやる気のない解説で申し訳ないです。しかしながら、Gitは多種多様な管理アプリがあるため、一概に、
「これ」
と言えないため、あえてやる気のない解説で逆に興味の湧く人がいたら良いなと思う次第です。

by まんじゅ(´ん`)

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